2023年 令和5年

まちづくりフォーラム2024 活動報告書

日 時:2月17日(土)14:00~15:30
場 所:ちえりあ(中研修室1)

■当日スケジュール
12:30~会場設営
13:30~開場・受付
14:00~フォーラム
16:30~撤収

■役割分担
□関係者との連絡調整
・林先生:林さん
・大中さん:北村さん
・ユアセル:梶浦さん
・明治安田生命:庄司さん
・ゆる元:庄司さん
・ちえりあ事務局:緑川

□その他
・会場手配、次第作成:北村さん
・チラシ作成:梶浦さん
・アンケート作成:庄司さん
 ・会場レイアウト、機材手配等:緑川

□当日
北村さん:司会、会場設営
庄司さん:主催者挨拶、まわし読み新聞ブース、費用清算
林さん:写真撮影、会場設営
梶浦さん:受付、体験ブース設営
緑川:会場設営、機材運用

■配布資料
 次第、アンケート、レジュメ、ワーカーズコープ・センター事業団の概要冊子、介護予防センター発寒のチラシ

■体験型ブース参加者
・ベルエポック(佐賀様、他5名)
・ハッピーゆる元(様、他3名)
・ユアセル(高橋智美様 他1名)
・明治安田生命(小山ひとみ様、他4名)
・LWB(大中宏美様、他1名)

■来場者
1 下町百恵 中央区社会福祉協議会
2 坂本修一  
3 片野恵太朗  
4 小池 寿美子  
5 二本柳 やまべえのつどい
6 木本 舞 西区社会福祉協議会
7 佐々木 高信 札幌市西区市民部発寒まちづくりセンター
8 大橋 真樹  
9 内藤仁  
10 佐藤健伍  
11 藏重 信行  
12 みぞぐち  
13 生田 宮の沢一条町内会 会長
14 小林 平和第3町内会 会長
15 菅原さん  
16 アベさん  
17 前濱 喜代美 ワーカーズ・コレクティブ プランズEPO
18 牧田 和子 宮の沢町内会
■講演の内容まとめ
地域活動の変化と現状について林先生の視点による解説を交えた内容。

<主な内容>
戦後からの地域活動の変化について
・昔は皆貧しい暮らしの中での支え合いがあった(お裾分けの文化など)
・高度経済成長期に都市へ人口が集中し、古い協同体から離脱。
・働き手は職場がコミュニティとなり、地域のコミュニティは専業主婦(子育ての関わり)と高齢者が中心。
・かつての古い協同体の代わりとなる新しい協同体の形成に挫折が生じた。
・情報化時代を迎え、地域の人よりネットを通じた人との関わりが増えた。
→ネット社会によって人と人の繋がりが分断された。
・非正規雇用の増大に伴いかつての職場のコミュニティが失われた。
→このようにして人々は居場所を失ったきた。
・平等であることが社会的価値→経済的自由を求める時代へ
・かつてのような場所が失われ、社会から孤立しやすい環境になった。
→職場コミュニティ(非正規雇用の増加)
→家庭(単身世代の増加)
→地域(SNS等ネット社会の出現による人の繋がり方の変化)

現在の社会福祉について
・高齢者の親と障害を持った子供が暮らしているケース等では介護保険だけでは支援しきれないことがわかってきた。
  →総合的に支援をする必要から重層的支援体制整備を進めている
・職場環境が不安定の中、地域の繋がりが一層重要になってくる
・地域のコミュニティとは
 →子供が遊びに行っても安心、安全が守られていること
 →災害が起きたときは地域が支えあう
 →一人暮らしの高齢者などを支援 など

専業主婦と高齢者だけでは地域コミュニティの活動に限界があるので見直さなければならない。

■パネルディスカッションの内容まとめ
林先生のコーディネートにて、前半に各パネラーによる活動紹介を交えた自己紹介、後半に林先生からパネラーへの質疑応答、最後に参加者からの質疑応答という流れ。

<主な内容>
◆ユアセルの活動紹介
・地域の課題(主に高齢者の生活支援)を解決する任意団体として活動中
   →ヘルパーさんが対応できないことや多世代交流の場の提供など。
・中央区円山地区でフリースクールを運営。
◆LWBの活動紹介
・ウェルビーイング(肉体的、精神的、社会的に満たされ幸福な状態)を実現するための手伝いをしている。
・企業や学校での講座(腸活や体ケアなど)や職員研修などの依頼を受けている他、講師の支援にも取り組んでいる。
◆明治安田生命の活動紹介
・企業として地域との繋がりを深めることを目指す中で、健康増進のお手伝いやがん検診の受診を後押しすることなどを行っている。
・測定器を用いた診断するイベントを地域で行っている。

◆林先生⇔ユアセル
・介護保険では排泄、食事、入浴の三つしかカバーしていないことから、ユアセルの生活支援サービスは大切だが、事業として成り立たせるのは大変では?
・サービス利用料の中からボランティアスタッフさんへの交通費の支給を行っていて何とか成り立たせている状況。
◆林先生⇔LWB
・地域密着コミュニティの内容を詳しく教えてください。
・まずは地域の中で顔と顔を合わせて笑顔で挨拶できる関係づくりと、様々なスキルを持った講師にとっても地域の居場所になるような場を創りたい。
◆林先生⇔明治安田生命
・企業の地域貢献意識が高まっているようですね?
・元々企業理念にあったが、この時代に入ってそれを全面的に押し出せる状態になったと思う。

■当日の様子

講演

パネルディスカッション

体験型ブース

■アンケート集計結果

④地域でやってみたいささえあい活動がありましたらお書きください。2 件の回答
・若者自立活動
・「ポッケコタン」50歳以上の男性のKORITSU KOODUKU を助けることを主に4月より本格的に実施してまいります。一度HPをご覧ください。

■費用
・会場費
5,600円(ちえりあ 中研修室1)
・有料備品:
1,600円(展示用ボード1枚200円×8)
 1,490円(ワイヤレスマイク1本追加)
 120円コンセント使用料(一口60円×2)
・謝礼
 20,000円(林先生)
 15,000円(5,000円×3名 / パネルディスカッション登壇者)
・チラシ代 6,480円(700部)

■振り返り
 団会議にて当日の振り返りを行った。
・会場のサイズがやや狭いのではないかという懸念があったが、レイアウトもうまく収まり、結果的に参加人数の規模と比較してちょうどよいサイズだった。
・体験ブースに出展していただいた各団体の方々が積極的にPR活動等を行っていただけたことで、全体的に賑わいのある雰囲気の中で実施することができてよかった。
・普段顔を合わせる機会のない方々と繋がる機会となり、2層コーディネーターとして今後の活動に向けて有意義なフォーラムになった。
・来場者数に不安が残る中での開催だったが、結果的に各自声をかけた方々が多数来場していただくことができた。
・パネルディスカッションの時間配分が短く感じた。
・体験型ブースを置くというアイデアが当日の賑わいに繋がった。また出展を依頼した各団体も積極的に動いていただけて、結果的にとても良い判断だったと思う。次回も参加したいという声もいただけた。

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